値上げラッシュに対抗する省エネ・節電・節水・節約

• 2022.6.17
• スタッフブログ

連日生活費に関わるニュースが報道されています。

「ガソリン価格高騰」
「円安」
「値上げラッシュ」
「ウッドショック」

価格は据え置きでも中身の量が減る
シュリンクフレーション（ステルス値上げ）を行う企業は
日本のみならずアメリカなど各国で見受けられます。
価格の値上げは印象が悪いと考えるためにこのような対策が行われているようです。
個人だけでなく、企業や世界各国で同時にインフレが起きています。

手元のお金が増えていないのに出費が増え続けてるケースが多く
家計のやりくりも大変な世の中です。
新型コロナウイルスが流行し始め、ステイホームや自粛などで
家にいる時間が瞬間的に増え、エアコンや空気清浄機、パソコンやゲームなどの
白物家電が人気になりニーズが高まり一気に品薄になり価格が上昇したケースがありました。
供給が落ち着き、人気も納まると価格も安定しましたが
今回はこれらの商品とは違い、食料品や生活必需品
電気代やガス、ガソリン価格など
光熱費、ライフラインに関わるモノの値上げになっており
これらは先送りできないものばかりです。
個人も企業も節約や効率化が叫ばれ
あらゆる手を尽くしてきました。
タナハシ大福建築としては、住宅自体が省エネと創エネを行う
新たな情報やトレンドを発信してみようと思います。

今回は節水や節電、省エネに繋がり
家計に貢献してくれる住宅設備やリフォーム商品をご紹介します。

タナハシ大福建築は
2021年にZEHビルダーとして登録されています。
ZEH（ゼッチ）とは
Net Zero Energy House（ネットゼロエネルギーハウス）の略称で。
住宅のカーボンニュートラル版のように
年間に出るエネルギー消費よりも創出するエネルギーが上回る住宅の事を言います。
現代の住宅会社としてはこのZEHが新築住宅の主流となっています。
「健康」に関連した打ち出し方が多く効果が分かりづらいZEHですが。
日本の家は暑くて寒いと言う問題を抱えており
断熱性能の高い住まいは、ヒートショックや熱射病のリスクを減らし
エアコンなどの光熱費を抑えることから
健康と言うフレーズが多く使われているのだと思います。
世界保健機関であるWHOは健康を推奨する世界的機関として
2018年に寒い家は健康上よくないとするレポート（Housing health guidelines 2018）を発表し
18℃以下の室温では呼吸器系の疾患や感染症のリスクを増加させると述べています。
肺炎の疾患や血圧の異常、精神面に及ぼすリスクなども伝えており
断熱性、気密性、暖房の不足を建築的欠如と表しています。
ヨーロッパでは寒い住居に住んでる人の保険料が高くなるなどされています。
日本は台風や地震などの災害リスクが高い地域の為
頑丈で倒れない家が良しとされ、建築基準法でも
耐震や耐火に関するルールは定められていますが
断熱や気密などに関しては明確な基準がなく
断熱材がなくても家が建ちます。
おそらくこれから断熱に関するルールなど整備されてくると思います。
タナハシ大福では住む方の未来の事を考えZEHを推奨しています。
もちろん高断熱で高気密の住宅は、冬暖かく、夏涼しい環境が保ちやすいので
光熱費が抑えられる燃費の良い住まいになります。
費用が掛かることはもちろんですが
ランニングコストが抑えられる点や
補助金をもらえる点もメリットです。
それとZEHの住宅は温度差がなく湿度も一定で結露も抑えられるため
住宅の質も長持ちするので資産価値としてZEHではない家よりも評価が高くなります。
高気密である為に、定期的に新鮮な空気を循環させることで
住宅自体も健康的で価値の高い資産として残ります。

では具体的にどうすれば快適で健康的な省エネの住まいになるのか。

◆高性能ドア
◆高性能窓
◆スーパーウォール工法
◆高性能換気システム
◆太陽光発電システム

窓やドア、いわゆる開口部を通して熱気や冷気が出入りする事が分かっています。
夏場は熱気が窓やドアを通して侵入し、冬場も同じく開口部から侵入します。
また侵入を許しているということは、逆に室内の熱が外部に逃げていることにもなっています。
せっかくエアコンや暖房で作った快適な室温が
外部に漏れ続けるのは非効率的で省エネに繋がりません。
北海道などの寒冷地では、玄関も二重扉や窓もペアガラスやトリプルガラスが一般的です。
断熱材も日本の風土に適した商品が開発されています。
断熱性能を確かなものにしつつ、劣化の原因とされる湿気、内部結露の問題も解消した
スーパーウォールなら耐久性に優れ、温熱環境をコントロールし、地震への備えも考えられているので
今まで分かりにくかった壁の内部構造に安心をもたらしてくれる断熱材です。
技術の高さを裏付ける保証制度も充実しています。
断熱性能と高気密はセットでなければ外部の熱と、内部の熱がコントロール出来ませんが
住宅の事と暮らしの事を考えて作られた換気システムがあれば万全の室内環境が構築できます。
換気で空気の循環を行い、新鮮な空気を取り込むことが求められます。
高気密だけでは室内の空気は汚れていくばかりです。
しかし、新鮮な外部の空気は室内の温度と違いがあることを考えて作られたのが高性能換気システムになります。
優れた点としては室内で作られた快適な温度を排出する際に、その熱を取りこむ吸気する外気の熱に移すと言う画期的な方法で、室内環境を快適に過ごす事が確立できます。
これこそ循環型の効率的なシステムと言え、作った熱を再利用するエコロジーな環境が生まれます。
一般的なエアコンは内部の空気を循環させて熱を作っており、新鮮な空気は薄れていきます。
室内換気システムなら家全体の室温をコントロールできるため、部屋別で温度差を生じさせず
家自体にもストレスを感じさせない特徴を持っています。
お風呂場のヒートショックや、1階と2階で差異が出やすい室温も一定に保てます。
熱だけでなく高性能フィルターと防虫ネットで外部の空気を浄化した状態で運んでくれるので
室内の空気を安心できる状態に保ってくれます。
「ネット ゼロ エネルギー」の観点から使うエネルギーと創るエネルギーをプラスマイナスゼロにすることが目標になります。
太陽光発電はクリーンで身近な発電方法です。
現在の様に電気代が高騰していくと、もっとも家計を助ける事になるのが太陽光発電だと言えます。
また、パネル自体が熱を吸収してくれるので屋根と屋根裏、天井に熱が届きにくくなり
断熱効果を生むことに繋がり、発電も行い、断熱も行ってくれるのでお得さは二重になります。

衛生面やニオイの面で
節水をコントロールすることが難しいのが「トイレ」
流してもなかなか流れない汚れがあると水流でなんとか流したくなってしまいます。
また一回の水の量もどれぐらいなのか分かりづらいと言うこともあります。
最新のトイレはタンクレスや抗菌、掃除のし易さなどお手入れのし易さが向上しています。
掃除の手間が省け、効率的になる程家事の負担が減り家計をサポートします。
もちろん節水機能も進歩が進んでおり
少ない水量でも強力に洗い流す便器の開発も進んでいます。
13リットル型の便器と比較すると約69％の節水
8リットル型の便器と比較すると約49％の節水が実現しており
これは3～5日で換算するとお風呂1杯以上の水量を節約している事になります。

室温は開口部によって左右されると説明しましたが
夏場は室内に侵入する熱の約70％が窓から入って来ます。
日差しが強い場合にはカーテンで遮光をしますが
カーテンは室内に設置されていることから
既に熱は室内に侵入してきている事になります。
そこで窓の外側で日差しも熱もカットすることが効果的です。
昔から日本では日差し対策として「簾（すだれ）」や「よしず」を
開口部に立てかけたり、吊るしたりして涼を手にしてました。
簾は竹が主な原料で、よしずは葦が原料となりますが
皆さんも経験があるかと思いますが、雨や紫外線などで劣化は避けられません。
また、劣化した大きな簾やよしずの処理はいつも悩みの種になります。
ゴミ袋に収まる事はありませんし、カットするのも一苦労です。

LIXILの「スタイルシェード」なら
窓の外から紫外線をカットし、風を取りこみながら夏の暑い日も涼しい室内空間を提供してくれます。
太陽の熱を約83％もカットしてくれるので冷房の効率を良化してくれます。
断熱材や複層ガラスと併せて利用することで省エネ効果が最大限発揮できます。
また、スタイルシェードは窓や壁に穴をあけずに取付可能で設置スピードも最短30分の施工時間で完了します。
コストを抑え、省エネに繋がるエアコン効率を図るにはスタイルシェードの選択もおすすめです。

タナハシ大福建築は社寺仏閣の宮大工の棟梁から始まり
50年以上の歴史を持つ総合住宅プロデュース企業です。
地元岐阜県の気候と風土を知り尽くした木造住宅のプロでありながら
最新の住宅設備と「エネルギー収支をゼロ以下にする家」ZEHも手掛け
テクノロジーと伝統を掛け合わせたハイブリッドな住宅をご提供いたします。
大工と言うのは住宅の全てを把握し管理し手掛ける住宅総合職と言えます。
サッシ業や水回り業専門ではなく全てに精通していることから
現在の家のお悩みや、ご希望に合わせベストなご提案が可能です。
新築住宅、注文住宅はもちろん、リフォームからリノベーションまで
あらゆる住宅の事を手掛けられるのは大工の技術と知識を持っているから成せる技です。
土地探しから、住宅ローンまでご提案、ご相談などいつでも受け付けております
家のことや暮らしに役立つイベントや勉強会も企画しています。

皆様に喜ばれる住空間のお手伝いをこれからも続けてまいります。