【結露対策】ほっておくと危険な結露 | タナハシ大福建築
- 2022.10.27
- 社長ブログ
冷気を感じる季節になってきました。
高山など山間部では最低気温が2℃を予測するなど
夏から突然冬が訪れそうです。
これから寒くなる時期
朝目を覚ますと窓一面に「結露」が発生し
窓のフチまで滴り落ちてくる風景を目にします。
テレビやネットニュースでも解説される機会が増えてくると思いますが
「結露」はほっておくと病気や住宅の著しい傷みなどに原因になりえます。
浴室や洗面所など、水まわりで多くのカビを目にします。
特に浴室は高温多湿な場所である為に、カビにとっては住みやすい環境と言えます。
水気の多い場所にカビが発生する条件があるということは
もちろん水分をたっぷりと含む「結露」もカビにとって繁殖しやすい環境となります。
しかし浴室や洗面所はもともと水まわりとして考えられた素材でユニットバスなどが造られており
壁の内部まで染み込まないように考えられていますが
窓やサッシ、そしてお部屋のクロスや壁面の構造までは結露が染み込むことを想定してはいません。
カビの温床となるだけでなく、ダニにとっても水分がある場所は繁殖しやすい環境ですし
構造体となる木が結露から発生する水分を毎日含んでしまうと
カビの発生だけでなく、腐食が進行し住宅の損壊に繋がります。
そもそもなぜ寒い冬の時期になると結露が発生するのでしょうか。
実は冬だけではなく夏でも結露は発生します。
コロナ禍でマスクを着ける日常になりメガネをかけている人は
メガネのレンズが曇ることにストレスを感じた人は多いと思います。
レンズの外側と内側の気温差があればあるほど曇り(結露)が発生します。
冬の窓ガラスも同じ理由で曇り、水分が多く集まる事で水滴となり結露と呼ばれるようになります。
個人的には一番結露で悩まされるは車の窓ガラスです。
特に雨の日は曇り(結露)ガラスで運転がし辛いほど悩まされます。
エアコンを活用し直接窓ガラスに涼しく乾いた風を送風することで
外気温に近づけますが、そうなると今度が室内が寒くなるのでそれはそれで困ります。
結露が発生すると車の運転に支障をきたしますが
朝起きて窓ガラスが結露で濡れていても支障を感じる事はありません。
しかし、結露は確実に住宅と人体のリスクを高めます。
ではどうやって結露を防ぐのかを考える前に
もう一度「結露発生のメカニズム」をおさらいしましょう。
結露が発生する条件を主に2つ
◆屋内と屋外の温度差が生じると結露が発生する
◆屋内の湿度が高いと結露が発生する
室内の温度、窓の温度差から生じる結露。
室内と窓の間に新たな空気層を生み出すことで結露を抑える手段があります。
中間に空気層があると室内と外気の緩衝エリアとなり
外気の冷たさを室内に伝わりにくくします。
窓ガラスや窓枠、サッシが外気温の影響を受けにくくなることで
結露の発生を抑える事に繋がります。
LIXILの窓は
結露対策だけでなく、断熱や防音、今ある窓に取り付ける内窓など
幅広い用途や環境にあわせた窓が存在します。
窓で解決するのは結露だけではありません。
外気を家に侵入させないことは大きな断熱効果がもたらされます。
夏の暑い時、冬の寒い時にエアコンや暖房機器でいくら室内の温度を快適にしても
外の熱が室内に侵入していることはあまり知られていません。
照り付ける太陽熱が屋根から室内に侵入しているイメージがありますが
半分以上は開口部となる窓から侵入しています。
これではいくらエアコンを活用しても涼しくならず、暖かくなりにくいです。
「断熱」と聞くと、暖かさをイメージしますが、エアコンで作った冷気を保つことも断熱と言います。
この断熱性能が低いと、体に悪影響が及ぼす事も分かっています。
睡眠障害や高血圧、自律神経失調症の原因や免疫力の低下が指摘されています。
ヨーロッパでは断熱性能が低く、寒い家に住んでいる人は保険料が高くなったり
賃貸住宅では寒い家は解体や改修の指導、もしくは賃貸禁止など厳しいルールがあるようです。
寒い家が健康に悪影響を及ぼすと考えられており
世界保健機関(WHO)も室内温度18℃を目標とする事が提案されています。
日本では暖かい家の取組みが先進国の中でも遅れていると言われています。
下のデータは「断熱改修等による居住者の健康への影響調査」として国土交通省が調査した
冬季の死亡増加率の県別割合ですが
意外ですが寒冷地である北海道や青森などは死亡率が低く
栃木県や茨城県などおよそ寒冷地とは言えないエリアでの死亡率が高いことが分かります。
下位に温暖と言うイメージがある鹿児島県が入っている事も興味深いです。
鹿児島県とはいえ、山間部では雪が積もるようです。
岐阜県も比較的陶器の死亡増加率が高く
一様に、断熱に対する意識が低く、寒さへの対策がされていない事が分かります。
タナハシ大福建築では断熱性能が高く、エアコンや暖房などのエネルギー消費を抑える
ZEH「ゼロエネルギー住宅」の専門ビルダーとして
「断熱」や「寒い家のリスク」などに以前から取り組んできました。
岐阜は夏暑く、冬寒い日本気候の中心地にあり
暑さ対策、寒さ対策をしっかりと行う必要があるエリアだと言えます。
円安や原油高、年金の受給引き上げなどお金に関する暗いニュースが飛び交いますが
消費電力を抑えランニングコストを下げる住宅にすることで
家自体も長持ちし、資産価値が高まります。
家だけでなく、健康リスクも抑えられるので医療費を抑えるきっかけにねると考えれば
断熱性能が高い住宅は資産運用に適していると断言できます。
内窓でできる結露対策から
ZEH「ゼロエネルギー住宅」の新築まで
今までの住宅と住んだ時の感覚が違うと言われる高断熱の家について
大工の知識と技術を持ったタナハシ大福建築にお任せください。
当社敷地内には断熱対応の平屋モデルルームがあり
寒い日などエアコン一台、設定温度18℃でも半袖短パンで過ごせる室内環境を体感できます。
断熱性能を実感するには体感するのが一番です。
そして今度の土曜日29日には
実際に断熱対応に住んでいるオーナー様の実際の声が聴ける
「オーナーズボイス」のイベントを開催。
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